日本では2020年の東京オリンピックに向けてキャッシュレス化が急速に進んでいます。
そんな中注目を集めているのが、スマホ1つで決済ができるスマホ決済アプリ。
今回は独自の強みを活かしてユーザー数を伸ばしている『LINE Pay』について徹底解説したいと思います!
LINE Payはスマホのおサイフケータイ
LINE Payとはお金のやり取りができる『スマホのおサイフサービス』です。
つまり、決済や送金がすべてLINE上でできます!
最近は多くの企業がLINE Payのようなアプリ決済を開始しています。しかし、LINE PayはLINE独自のサービスが活かされており、うまく差別化されている印象です。
~キャッシュレスの基礎知識~
決済アプリはキャッシュレス決済の1つです。
『そもそもキャッシュレスって何?』
という疑問をお持ちの方は以下の記事を参考にしてください!
初心者の方でも理解しやすい内容になっています。
こんな人におすすめ!
LINE Payはこんな人におすすめです!1つでも当てはまった方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- アプリ決済を始めてみたい人
- 決済以外のサービスも欲しいなと思っている人(送金、外貨両替など)
- 大人数の飲み会で割り勘が面倒だなと感じている人
- お得に買い物したい人
LINE Payでできる事はたくさん
まずは具体的なサービスを解説したいと思います。LINE Payは一般的な決済アプリよりも多様なサービスを提供しています。
現在利用できる主なサービスはこちらです。順番に見ていきましょう!
- お金をチャージする
- 決済
- 請求書支払い
- 送金・送金依頼・割り勘
- 外貨両替
- LINE Pay上で使えるポイントを貯める(マイカラー)
①チャージ
LINE PayはICカードと同様にチャージ式を採用しています。お店で使うためには事前にチャージが必要です。
チャージ方法には以下の4つがあります。自分に合ったチャージ方法を見つけましょう。
- 銀行口座
- LINE Payカードによるレジチャージ
- コンビニ
- オートチャージ
銀行口座
LINE Payに銀行口座を登録して、登録口座からLINE Payの口座(LINE Pay残高)にチャージします。最も一般的でわかりやすい方法です。
ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、その他の地方銀行など
LINE Payカードによるレジチャージ
店頭のレジでLINE Payカード(後述)を使ってチャージする方法です。
店員さんにチャージしたい旨を伝え、LINE Payカードを提示します。チャージ金額を現金で支払うと、カードを介して自動的にLINE Payにチャージされます。
1回にチャージできる金額は1,000円以上49,000円以下なので注意しましょう。
ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100など
コンビニ
Famiポート(ファミリーマート)でチャージをする方法です。LINE Payでチャージの申込みをすると登録番号及び予約番号が発効されます。Famiポートにそれらの番号を打ち込んで申込券を発行し、レジで支払いを済ませるとチャージ完了です。
1度にチャージできる金額は1,000円~299,000円で、LINE Payカードを使うレジチャージよりも高い金額をチャージすることができます。
一度に高い金額を入金してチャージの手間を省きたい人におすすめです。
オートチャージ
残高が事前に設定した最低残高を下回った場合、銀行口座から自動でオートチャージされるサービスです。
支払いの際に『残高が足りない!』となることがないので便利ですね。使い過ぎには注意です!
②決済
チャージができたら実際に決済をしてみましょう。LINE Payは色々な加盟店で使うことができます。決済方法は以下の3種類です。
- コード決済
- LINE Payカード
- オンライン決済
コード決済
スマホで表示したコードをお店に読み取ってもらうことで決済が完了します。コード決済の使用は、リアル店舗のLINE Pay加盟店のみとなります。
ローソン、ファミリーマート、阪急百貨店、阪神百貨店、LOFT、Joshin、スターバックス、白木屋、笑笑、魚民、目利きの銀次、Right-on、ラコステ、サンドラッグ、ココカラファイン、メガネドラッグ、古本市場、ジャンカラ、ビッグエコー、ミュゼプラチナムなど
LINE Payカード決済
無料で発行できるLINE Payカードを使った決済方法です。
LINE Payカードとは、国内外のJCB加盟店で使用できるJCBブランドのプリペイドカードです。クレジットカードとは異なり、ICカードのように事前にチャージして使用します。
カード形態は2種類あり、申込み後すぐ利用できるオンライン専用『バーチャルカード』と、1~2週間後に郵送で届く『LINE Pay カード』があります。どちらも発効は無料です。
また、LINE Payカード決済ではポイントを貯めることができます。このポイントは『1ポイント=1円』としてLINE Payで使用できますよ。
国内外のJCB加盟店で使えます。コード決済に比べてより多くのお店で利用できる点が魅力ですね。次に説明するオンライン決済でも使えますよ。
オンライン決済
オンラインショッピングの際にLINE Pay決済を選択することができます。
ZOZOTOWN、SHOPLIST、新ラクマ、まんが王国、出前館、ミュゼプラチナムなど
③請求書支払い
交通料金やショッピング代金などの請求書(払込票)のバーコードをスマホで読み取ると、LINE Payで代金を支払うことができます。
手数料が支払い側負担の請求書では以下の手数料が加算されます。
支払金額 | 手数料(税込) |
10,000円未満 | 64円 |
10,000円以上 | 108円 |
東京電力エナジーパートナー、九州電力株式会社、東北電力株式会社、神奈川県企業庁、ZOZOTOWN、SMBCファイナンスサービス株式会社、大阪市財政局など
④送金・送金依頼・割り勘
LINE Payに加入している友達間で送金や割り勘ができるサービスです。
銀行口座の振込だと手数料がかかったり口座番号を教えなければいけなかったりと面倒なことが多いですよね。
LINE Payを使えば口座を知らない友達でもすぐに送金することができます。手数料も無料ですよ!
⑤外貨両替
外貨両替の予約や支払いができるサービスです。
LINE Payで予約した外貨は、空港の両替所で受け取るか、自宅や勤務先、空港の郵便局に配達してもらうこともできます。
事前予約すれば当日慌てることなくスムーズに旅行ができますね!
LINE Payでは韓国ATM両替というサービスも行われています。
韓国ATM両替とは、事前にLINE Payで予約した金額を新韓銀行のATMでLINE Pay残高から韓国ウォン現金で引き出せるサービスです。
わざわざ両替所に行く必要がないので便利ですね!
韓国に旅行に行く際にはぜひ利用してみてください。
⑥マイカラー
マイカラーとは、LINE Payの利用実績に応じて特典を受けられるサービスです。
前月の利用実績によってバッジのカラーが決まり、段階的に特典がプレゼントされます。バッジカラーは変動的で、LINE Payユーザー全体と個人の利用状況をもとに相対的に判定し、毎月1日に更新されます。
現在の特典は支払い時におけるポイント還元で、カラーによって還元率が変わります!特典は今後変わる可能性もあるようなので要チェックです!
バッジカラー | 基準 | 特典(ポイント還元) |
グリーン | 100,000円以上の支払い | 2%還元 |
ブルー | 50000円以上の支払い | 1%還元 |
レッド | 10000円以上の支払い | 0.8%還元 |
ホワイト | なし | 0.5%還元 |
LINE Payの魅力
アプリ決済サービスはLINE Payの他にもありますよね。
その中でLINE Payを選ぶ理由は何でしょうか。LINE Payサービスの魅了に迫ります!
- 無料で簡単に始められる
- LINE Payならではのサービスがある
- たくさんのお店で使える
- お得なクーポンが使える
①無料で簡単に始められる
LINE Payは無料で簡単に登録できます。
登録のしやすさは他社アプリにも共通します。しかし、LINE PayではLINEアプリをすでに使用している場合が多いので、アプリのダウンロードやアカウント作成をする必要がありません。
よって他社アプリよりも登録の手間は少ないと考えられるでしょう。
②LINE Payならではのサービスがある
コード決済やポイント還元ができるアプリは他社にもありますが、外貨両替や割り勘、請求書払いができるものは多くありません。
また、LINE Payは『マネーフォワードM』などの他社アプリと連動することも可能です。
これらのサービスに魅力を感じるなら、LINE Payの使用をお勧めします。
③たくさんのお店で使える
スマホ決済は便利ですが、利用できるお店が限られることが難点です。
しかし、LINE Payは比較的多くのお店で導入されています。さらに、LINE Payカードを使えばより多くのお店で利用できます。
④お得なクーポンが使える
LINE PayではLINE Pay加盟店から様々なクーポンが発効されています。
クーポンが発行される決済アプリは珍しくありませんが、LINE Pay加盟店にはメジャーなお店が多いので他社よりクーポンが使える機会も多いです。
注意すべきこと
LINE Payにはたくさんの魅力がありますが、同様に注意したい点もあります。
- スマホやLINE IDの紛失が不安
- 利用明細がアプリでしか見れない
- 月額引き落としタイプの決済には対応していない
- 不正利用補償が弱い
①スマホやLINE IDの紛失が不安
LINE PayはすべてLINEアプリ上で管理されます。
スマホをなくしたりLINEアカウントを紛失してしまった場合、チャージしたお金がどうなるのか不安です。
②利用明細がアプリでしか見れない
LINE Payはすべてアプリ上で管理されるため、クレジットカードのようにWebで利用明細を見ることはできません。
③月額引き落としタイプの決済には対応していない
LINE Payはプリペイド型なので、公共料金、保険料、新聞など、定期的に引き落とされるものには対応していない場合があります。
④不正利用補償が弱い
LINE Payの規約には不正利用補償について以下のように定められています。
補償サービスの補償対象は、当社が不正使用によりLINE Cashアカウント保有者に損害が発生した旨の通知を受理した日(以下「受理日」といいます。)の30日前以後、受理日までの31日間に行われた不正使用による損害に限ります。
基本的に補償金額は10万円までで、30日以内の不正利用しか補償されません。
クレジットカードの場合90日以内であれば補償されるため、比較するとLINE Payの補償のほうが弱いですね。
登録方法
LINEに登録している方であれば、アプリ内で規約に同意するだけでLINE Pay登録が完了します。大体30秒ほどで完了です!
登録していない方はLINEアプリをダウンロードするところから始めましょう!
LINE Payを活用しよう
- LINE Payを使えばスマホ1つで決済できる
- 様々なお店で使える
- 他社アプリにはないサービスがある
- 補償など不安な点やデメリットもある
いかがでしたでしょうか!
LINE Payには魅力がたくさんありますが、注意したい点もあるんですね。メリットとデメリットを正しく理解した上で利用することをおすすめします!
決済アプリ業界では競争が激化していますから、どの会社もサービス改善を頻繁に行うことが予想されます。
今後LINE Payがどのように改善され変化していくのか注目です!
【必見】自分に合った決済アプリを見つけよう
現在日本には、様々な決済アプリが存在します。
『全部同じように見えて、どれを使えばわからない!』と思われるかもしれませんが、実はアプリごとに異なる特徴があるんです。
特徴をきちんと理解して、自分に合った決済アプリを見つけることが大切です。
以下の記事では、5つの主要決済アプリの「基本情報」や「メリット/デメリット」「どのような人におすすめか」を徹底解説しています。
『LINE Payは自分に合わないかも』と感じた方は、ぜひ以下の記事で自分に合う決済アプリに出会ってください!