いよいよ元号も令和になり、みなさんのお財布のひもも少し緩んできている頃ではないでしょうか。
東京オリンピックの開会式も2020年7月24日とあと1年ちょっとといったところです。
このブログで再三、書いてはおりますが日本もオリンピックに向けキャッシュレス化を急速に進めていかなければなりません。
クレジットカードの利用はもちろんですが、それよりも大事になってきそうなのが電子マネー/QR決済です。
というのも決済に現金がいらないことや決済のスピードがキャッシュレスを進める目的の核になるのですが、後者のスピードの点でクレジットカードでは不十分なのです。
あまり意識していない方も多いかと思いますが、PayPay/メルペイ/Line Payなど電子マネー界隈も混沌としてきており、早めに手を付けておかないと時代遅れの人になってしまうかも??
ということで、本記事では電子マネーをあまり知らず難しそうなので手を付けがたいとお思いの方にぜひ見てもらいたいVisa/Mastercardの提供するタッチ式決済に関して解説したいと思います!
こんな人におすすめ
今回の記事は以下のような方に読んでいただきたい記事です。
- 電子マネーを使いたいけど難しそう
- Visa/Mastercardを使っている
- スポーツ観戦やフェスによく行く
- オリンピックを見に行く予定がある
他にもキャッシュレスの動向に興味がある方や最新Fintechに興味のある方はご一読くださいませ。
ウェアラブル決済端末とは
今回ご紹介するのはVisa/Mastercard各社が提供を試みているウェアラブル決済端末です!
ウェアラブル(装着可)の決済端末といえばApple watchやスマートウォッチなどが定番ですが、Visa/Mastercardのものは一体どんな見た目なのでしょうか。
実物は冒頭写真や先程の写真でご覧いただけます。
そうなんです!定番中の定番ではありますが、手首に巻くリストバンドタイプになります。
実は両社共に昨年の11月に実証実験や体験イベントを行っており、こちらはその時のものです。
実証実験/体験イベント
先述の通りこのリストバンド型プリペイドカードのイベントを両社実施しました。
Visa×三井住友カードは2018年11月23日にVisa Future Experience in Odaibaと題して東京/お台場でVisa TouchのCMにも出演しているBMX選手の中村輪夢選手などを招きイベントを開催しました。
一方、Mastercard×三井住友カードはVisaイベント翌日の2018年11月24日に大阪/吹田のパナソニックスタジアムで開催されたJリーグ公式戦にて実証実験を行いました。
両社のイベントが翌日にあったり、関東関西で行われていることから各社の力の入れようがわかりますね!
特にMastercardの実証実験では紙チケットを持参した観戦客1万5,000人に、Jリーグプリペイドカードとリストバンド型のプリペイドカードを配布し、決済体験させることでスポーツ観戦時のキャッシュレス利用促進を図っています。
ちなみに私が手に入れたものもJリーグイベントで配布されていたものです。
手にしてみて分かりましたが、シンプルなデザインで結構オシャレ!いろんな色が出ればもっと人気が出るかもしれませんね!
実効果としては人材コストや会計にかかる時間を大幅に削減できることから、来る2020年開催の東京オリンピックでもこのタイプの決済が活躍するのではないかといわれています。
利用方法
利用方法はいたってシンプルです。
プリペイドカードなのでカードにチャージをしておいて、決済端末(読み取り機)にリストバンドをかざすだけです。
チャージ限度額は2万円でそれ以上の決済になるとご利用はできませんのでご注意ください。
利用上での不便性
現状考えられる不便性は以下かと思います。
- 汗をかくときの違和感
- チャージのシステムがおそらく携帯経由
- チャージ残高がリストバンドでは見えない
まだまだ進化過程の未完成版
こちらのリストバンド型決済端末ですが、現状まだ公式に発行されているものではなく、イベントの際に配布されたもの以外は出回っておりません。
しかしながら、イベントを実施したり実証実験をしたりとクレジットカード会社の力の入れようからも2020年にむけて出てくることは確実であると思います。