車をお持ちの方は毎年5月にくる自動車税に震えている方も多いと思います。
その中でも学校卒業に合わせて納車したような方は3〜4月に車検、5月に自動車税の支払いと出費が重なってしまっている方も多いでしょう。
そんな時に「自動車税の支払いをクレジットカードで出来たらなぁ」なんて思いませんか?
僕もそんな1人なので現在住んでいる山梨県で自動車税の納付をキャッシュレスで出来ないか調べてみました!
自動車税って何?いつ支払うの?期限は?
そもそも自動車税とは何か?
自動車税とはその名の通り、自動車の所有者に課せられる地方税となります。
所有者の定義は車検証に明記されている人となります。
学校を卒業されたばかりの方の中には両親等が所有者となっていてその車を借りているような方もいると思います。
そのような場合は自動車税が所有者(両親等)の名義で請求されます。
- 軽自動車の場合は軽自動車税と言い、各市町村から課せられる市町村税となります。
- 対象となるのは軽自動車(排気量660cc以下)、原動機付自転車、小型特殊自動車、小型二輪自動車(バイク)です。
- 軽自動車税も自動車税と同じく4月1日時点での所有者に対して課税され、支払い期限も自動車税と同じになっています。
自動車税の支払いはいつ出来るの?支払い期限は?
自動車税の支払いは毎年5月1日〜5月31日までとなっています。
課税対象はその年の4月1日時点で自動車を所有している方が対象となります。
この時期になると車検証に明記してある住所宛にこのような郵便が届きます。
(個人情報の塊なのでモザイク塗れですみません…笑)
中に入っている納付書を使う事でコンビニ等からも納付が可能となっています。
- コンビニエンスストアで納付
- 納付書に記載のある金融機関で納付
- 現金書留による郵送納付
- 振替払込書による納付(郵便局)
納付期限は5月31日までとなっていてそれを過ぎてしまうと遅延金が必要となってしまうので支払い忘れには十分気を付けましょう。
また納付期日を過ぎてしまった場合は納付書を使っての納付が出来なくなってしまいます。
延滞してしまった場合は納付書に記載のある提携金融機関か各都道府県の税事務所にある自動車税部で直接納付する必要があります。
山梨県では自動車税にクレジットカードは使えない!?
冒頭で例にあげましたが、人によっては車検や急な出費が重なって自動車税の支払いに回すお金が厳しい場合もありますよね。
そういう時に「そうだ!クレジットカードなら引落までに1ヶ月余裕出来るじゃん!」なんて思う方も多いでしょう。
結論から言うと山梨県は税金の支払いにクレジットカードを使う事が出来ません。
またYahoo!公金支払い等も対応してないです。
これは全国的に見てもかなり遅れている方で、山梨県の他に京都府・滋賀県・高知県・徳島県・秋田県等の自治体もクレジットカード決済等に非対応となっています。
後述する間接的な方法ならクレジットカードを使って支払いをする方法があるんですが…。
また今後クレジットカード払いに対応しても納付には別途手数料がかかってしまいます。
手数料自体は全国の自治体毎に違いますが、大体300円前後の手数料が必要になります。
手数料をクレジットカードのポイント還元分でペイ出来ればいいのですが、排気量が小さい車種やクレジットカードのポイント還元率が低い物だと手数料のが高くなってしまいます。
クレジットカード決済未対応でも間接的になら納付可能!
クレジットカード決済に非対応の自治体でもこれから紹介する方法を使えば間接的にですが納付する事が出来ます。
それはnanacoを利用してセブンイレブンで納付する方法です!
naaco自体は電子マネーの為チャージした金額分までが利用可能なプリペイド方式ですが、クレジットカードでのチャージも可能なので間接的に支払い期日を伸ばす事が出来ます。
これだけ聞くと「この程度の手間なら全然問題ないじゃん?」なんて思いますよね?
ですが実際にnanacoにクレジットチャージをする場合には少し手間がかかります…。
一番めんどくさい点がnanacoを発行してクレジットカードを事前登録する所です。
nanacoの発行自体はそれほど手間はかからないのですが、クレジットカードの事前登録をするのにnanacoの発行から10日間待つ必要があります。
また登録するにはnanacoチャージに対応したクレジットカードが「本人認証サービス」に登録済みの状態でなければいけません。
※本人認証サービスとは、ネット上でクレジット決済利用時に設定したパスワードを入力する事で第三者の不正利用を防止するサービスです。
ですので5月に入ってからnanacoを新規発行したら最悪納税に間に合わなくなってしまう可能性があります…。
その他にも電子マネーにもれなくある各種チャージ上限の問題もあります。
チャージ金額上限 | 50,000円 |
1回のチャージ可能額 | 5,000円〜30,000円まで 1,000円単位でチャージ可能 |
クレジットチャージ利用金額上限 | 1ヶ月20万円まで |
クレジットチャージ利用回数上限 | 1日3回/1ヶ月15回まで (オートチャージは1日1回まで) |
nanacoではチャージ金額の上限が5万円までとなっています。
また1回のチャージ上限が3万円(nanacoモバイルアプリは29,000円)で1日3回までしかクレジットカードでチャージする事が出来ません。
自分の車1台分の自動車税をnanacoで支払う場合は特に気にする必要はありません。
ですが自分名義で複数台(配偶者用の車等)車を所有している方は、この仕様を覚えておかないとチャージ上限に引っかかってしまい、1日で支払いを終える事が出来ない場合もあるので気を付けましょう。
nanaco以外の電子マネーは納税の支払いには利用出来ないので注意しましょう。
nanacoで5万円以上の納税って出来るの!?
先ほどチャージ金額の上限が5万円までと言いましたが、「自動車税が5万以上の場合はnanacoで支払い出来ないの?」と思った方もいるでしょう。
大丈夫です!ちょっと手間がかかってしまいますが、5万円以上の納税でもnanacoで支払いをする事は可能です!
その方法は「nanacoの残高を上限の5万円まで入れて更にセンター預かり分に5万円を入れておくだけ」です。
この方法ならセブンイレブンで最大10万円までの納税をnanacoで行う事が出来ます。
ただし5万円はセンター預かり分となっていて、そのままでは「残高が不足しています」と言われてしまいます。
なので先に5万円分をnanaco残高から支払った後に「nanacoの残高確認」を店員さんにやって貰い、センター預かりから移行した分で残りを会計しましょう。
新人店員さん等は結構やり方がわからない場合も多いですが、会計途中でも残高確認をしてセンター預かり分を移行させる事が出来るのでしっかりと伝えてあげましょう。
わざわざ面倒な会計方法をお願いしているのですから怒ったりしちゃダメですよ?笑
nanacoへのチャージでポイントが貯まるお得なクレジットカード!
せっかくクレジットカードを使うからにはついでにポイントが貯まる方がいいですよね?
下記のクレジットカードはnanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカードの一例となります。
クレジットカード | ポイント還元率 | 年会費 |
セブンカードプラス | 0.5% | 無料 |
リクルートカード | 1.2% (月に3万円分までポイント加算対象) |
無料 |
Yahoo!JAPANカード | 0.5% | 無料 |
nanacoへのクレジットチャージでポイントが貯まり、ポイント還元率が高いクレジットカードはこんな所でしょうか?
昔は楽天カードやファミマTカードを始め色々なカードでnanacoへのチャージでポイントが貯まっていましたが、今ではどんどんその数を減らしています。
また「セブンカード」もポイント加算の対象外となっていますので注意しましょう。
ポイントが加算されるのは「セブンカードプラス」だけとなります。
還元率が一番高いのはリクルートカードですが、3万円分/月までが加算対象となります。
3万円/月というのはnanacoだけでなく「他の電子マネーへのチャージを含めて合計3万円まで」となっているので気を付けましょう。
nanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードの種類は結構限られているので自分のライフスタイルに近いクレジットカードを選択してしっかりとポイントを貯めていきましょう!
山梨県はまだまだキャッシュレス未対応が多い!今後の対応に期待しよう!
- 山梨県ではまだクレジットカードで自動車税の納付が出来ない
- ただしnanacoを利用して間接的に支払う事は可能!
- 今後クレジットカード決済に対応する事を期待しよう!
全国的に見てもまだまだキャッシュレス対応が遅れている山梨県ですが、現在観光業を中心にインバウンド(訪日外国人客)の集客率を高める為にキャッシュレス決済の導入が進められています。
その流れから今後は納税関係もキャッシュレス対応していくのではないかと予想されるので今のうちに自分のライフスタイルにあったキャッシュレス決済を見つけていきましょう!