海外で病気になったりケガをしてしまったりして病院に行った時に、あなたは高額の治療費をその場で支払うことができますか?
ほとんどの方は多額の現地通貨をすぐに集めるのは無理だと思います。
それを解決するのが「キャッシュレス診療」です!
海外で病院にかかることがあっても安心できるサービスについて紹介します!
キャッシュレス診療は無料で受けられるサービスなんですよ。
キャッシュレス診療について
キャッシュレス診療とは
キャッシュレス診療とは、海外の病院での治療費を保険会社が代わりに支払ってくれ、自分はお金を持たず受診できるサービスです。
海外の治療費は本当に高額です。
例えば盲腸の場合、治療費は日本では40万円ですがフランスでは倍の約86万円、アメリカではさらに高額の160万円から220万円ほどかかります。
さらに日本では1週間ほどの入院であるのに対し、フランス・アメリカはたった2日の入院でこの金額というのがまた驚き。
保険会社に連絡すれば保険会社が治療費をその場で代わりに支払ってくれるのがキャッシュレス診療サービスなのです!
キャッシュレス診療のメリット
キャッシュレス診療のメリットを紹介していきます。
見てきたように海外での治療費は日本に比べて高額ですが、キャッシュレス診療によって個人がその場で高額な治療費を支払う必要は無くなります!
慣れない海外で多額の現地通貨を早急に集めるのは困難を極めます。
しかも一人旅で自分が病気やケガの状態にあったらどうでしょう?
とても動ける状態じゃないですよね。
不測の事態に備えての保険であるので、自分で現地通貨を集めて支払う必要がなくなるというのは素晴らしいサービスです!
そもそも保険に入っているためこのサービスが受けられるわけで、保険に入っていれば治療費は保険会社が負担してくれるのでそれも良いポイントですね。
- 治療費をその場で自分で支払う必要なし
- 治療費を保険会社が負担してくれる(帰国してからも支払う必要なし)
キャッシュレス診療のデメリット
キャッシュレス診療には逆にデメリットもあります。
治療費についてはその場で支払う必要はないのですが、病院までの交通費や薬代は自分で支払わなければなりません。
日本帰国後に保険会社に申請すればお金は帰ってきますが、いくらかはその場でお金が必要になります。
また、どこの病院でもキャッシュレス診療が受けられるわけではなく、提携先の病院のみとなっています。
大都市にいるときは心配ないですが、田舎の方に行っているときなどはキャッシュレス診療ができる病院まで遠いこともあるので注意してください。
- 交通費や薬代は自分で立て替え(帰国後保険会社への申請で返金)
- 保険会社が提携している病院のみ
キャッシュレス診療の受け方
では実際にどうすればキャッシュレス診療が受けられるかを順番に見ていきます!
STEP0 キャッシュレス診療がついている保険に入る
まずはキャッシュレス診療がサービスとしてついている保険に加入しましょう!
海外で病気やケガをしてから保険を申し込むことはできないので、先に日本で保険に入ってから海外に出発しましょう!
一般の海外保険以外にもクレジットカードにキャッシュレス診療がついているものもあります。
最後にキャッシュレス診療付きのおすすめクレジットカードも紹介しているのでぜひチェックしてください!
STEP1 保険会社(カード会社)に連絡する
体調を崩したり怪我をしてしまった時に、病院に行く前にまず保険会社に連絡しましょう。
クレジットカード付帯の保険の場合はカード会社の海外サポートデスクに電話をしてください。
海外で困っている時に日本語が通じるのは安心ですね。
サポートデスクが提携先の病院の予約を取ってくれるので、どこの病院かきちんとメモを取っておきましょう!
STEP2 指定された病院に向かう
海外サポートデスクが予約してくれた病院に向かいます。
交通費は立替える必要があるので、領収書など証明できるものがあれば忘れず取っておきましょう。
急ぎたい気持ちを抑えて焦らず行動してくださいね。
STEP3 診療や治療を受ける
病院に着いたら窓口でパスポートを提示し、キャッシュレス診療である旨を伝えてください。
提携病院は日本人専用の窓口があるところもあるので日本語が通じる場合もあります。
窓口でのやりとりが終わればいよいよ受診です。
治療費は保険会社・カード会社が支払いしてくれるので安心してください!
STEP4 帰国してから保険会社に申請
交通費・薬代など自分で立て替えているものがある場合は保険会社・カード会社に申請をして返金してもらいましょう。
以上でキャッシュレス診療は終わりです!
キャッシュレス診療が受けられるおすすめ無料クレジットカード
キャッシュレス診療がいかに良いサービスかここまで紹介してきましたが、申し込むのに結構なお金がかかるんじゃ、、と思っていませんか?
キャッシュレス診療は無料のクレジットカードにもついているサービスなので無料で受けることも可能なんです!!
一般的な海外旅行保険に入ろうとすると数千円から数万円もかかってしまいますが、無料のクレジットカードについている海外旅行傷害保険を利用すればその保険料を支払うことなく保険が適用されます。
今回は無料のクレジットカードの中でもキャッシュレス診療が可能なおすすめカードを6枚紹介していきます!
疾病・傷害治療費用は複数枚持っておけば補償額を合算することができるので、この6枚は全て発行して良いです!
エポスカード
海外保険用クレジットカードで1番のおすすめは「エポスカード」です。
キャッシュレス診療付きで疾病治療保険が最高270万円まで、傷害治療費用が最高200万円まで補償されます。
このクレジットカードを持っているだけで保険が適用される自動付帯型のクレジットカードなので持っておくだけでOKです!
担保項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
200万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
270万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,000万円 |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行・保険期間中の限度額) |
20万円 |
救援者費用 (1旅行・保険期間中の限度額) |
100万円 |
三井住友VISAクラシックカードA
キャッシュレス診療以外にも様々なサービスがついており、バランスがいいのが「三井住友VISAクラシックA」です。
疾病・傷害治療費用が最高100万円、傷害死亡・後遺障害が最高2000万円ついています。
年会費は初年度が無料、2年目以降は一般カードが1500円+税、学生は250円+税となっていますが、簡単な方法で年会費無料にすることができるのでお得にこのカードを使うことができます。
担保項目 | 保険金額 | |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 合計 | 最高2,000万円 |
自動付帯分 | 300万円 | |
利用条件分 | 1,700万円 | |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
100万円 | |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
100万円 | |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,500万円 | |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) |
20万円 | |
救援者費用 (1年間の限度額) |
150万円 |
横浜インビテーションカード
「横浜インビテーションカード」はエポスカード同様に、キャッシュレス診療に加え自動付帯型の海外旅行傷害保険がついているカードです。
疾病・傷害治療費用が最高200万円まで補償されるのがおすすめポイント!
担保項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
200万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
200万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,000万円 |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行かつ1年間の限度額) |
20万円 |
救援者費用 (1年間の限度額) |
200万円 |
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(通称セゾンブルーアメックス )」は25歳以下であれば年会費が無料になるカードです。
26歳以上の方は年会費が3,000円かかりますが年会費を払ってでも受けたくなるサービスばかり!
1番のポイントは疾病・傷害治療費用が最高300万円まで補償されることです。
疾病・傷害治療費用が最高500万円まであればほとんどのケースでカバーできるので、「セゾンブルーアメックス」と「エポスカード」を持っていればひとまず安心です。
このカードも自動付帯型なので持っているだけで保険が適用されます!
担保項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
300万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
300万円 |
賠償責任 [自己負担:1事故1,000円] (1事故の限度額) |
3,000万円 |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行限度額) |
30万円 |
救援者費用 (1旅行の限度額) |
200万円 |
学生専用ライフカード
「学生専用ライフカード」は名前の通り学生専用のクレジットカードとなっていますが、学生は絶対に作りましょう!
その理由は、海外でこのカードで支払った代金の5%が現金でキャッシュバックされることにあります。
ポイント還元率が良いクレジットカードでも1%前後のポイントがもらえるだけなので、5%の現金キャッシュバックは破格と言わざるを得ません!
疾病・傷害治療費用の面でも最高200万円まで自動で付帯しているので、発行しておくのが良いでしょう。
担保項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
200万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
200万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,000万円 |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行の限度額) |
20万円 |
救援者費用 (1旅行の限度額) |
200万円 |
楽天カード
楽天カードマン!のCMでおなじみの「楽天カード」ですが、かなりおすすめのクレジットカードとなっています
疾病・傷害治療費用が最高200万円なので海外保険用のクレジットカードとしても優秀ですし、楽天市場や豊富なキャンペーンでポイントも貯まりやすくなっています。
楽天カードは利用付帯の海外旅行傷害保険なので、航空券やツアー代金などをこのカードで支払う必要があります。
担保項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
200万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
200万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,000万円 |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1年間の限度額) |
20万円 |
救援者費用 (1年間の限度額) |
200万円 |
キャッシュレス診療で安心の海外旅行を!
キャッシュレス診療があればいざという時にも海外で安心して病院で治療を受けられます。
サービスをうまく活用して海外旅行を思う存分楽しみましょう!
海外旅行におすすめの無料クレジットカードをこちらにまとめているので、海外に行く方はぜひチェックしてください。